【感想】大怪獣のあとしまつ、鹿の王、ゴーストバスターズ アフターライフ
はじめに
タイトルからも分かる通り、今回はまさかの映画3本の連続視聴です!
流石にお尻が痛くなった…(笑)
今回は数が多いのと、「ぶっ刺さった」映画はなかったので軽めに。
それでは、感想に行きましょう。
1.大怪獣のあとしまつ
はい!鑑賞前からTwitter上で凄まじい酷評の嵐だった本作…感想は短くまとめると
「下げ過ぎた期待値をなんとか超えたが、酷評の理由はよくわかる」
って感じでした。
まず、前提として扱っているテーマ…倒した大怪獣の死体をどうするのか?という点は、素直に面白そうですよね。
私は正直この題材だけで見に行くことを決めました。
※よく同じテーマを扱った漫画「怪獣8号」のパクリでは?という話がありますが、作成開始は本作の方が先のようですね。まぁ前代未聞の…という訳でもないので詳細は割愛します。
本作が酷評となった理由ですが、この「めっちゃ面白そうなテーマ」があまり扱われていない点があると思います。
体感ですが、私が感じた割合は…
後始末:コメディ:それ以外の人間ドラマ=3:3:4
って感じでしょうか。
予告では後始末+コメディというのは分かりましたが、まさかこれほど人間ドラマの割合が多いとは…しかも2時間という時間で全部やろうとしているので、当然ですがそれぞれの尺は短め…結果として全体的に薄味になってる感じです。
本格中華を求めたお店で、全部薄味の和・洋・中の盛り合わせが出てきた感じです。
そりゃレビューも荒れるわな。
後はコメディの質がちょっと…正直私の感性とは合わなかった感じはします。
基本的に下ネタが多いので苦手な人はマジで苦手だと思いますが…まぁ笑いのツボは人それぞれだと思うのでその辺はNot for meということで。
とまぁここまでボロボロに言いましたが、事前に期待値を下げ過ぎたせいもあってか、「見れないレベル」ではなかったです。
特に主人公とヒロインはあまりコメディに絡まず、かつ好演もあって素直に魅力的だったと思います。ファンの方であれば十分に鑑賞の価値があるかと。
2.鹿の王
こちらは先ほどと打って変わって異国ファンタジー物語。
もののけ姫に携わった監督ということもあってか、いろんな箇所で「もののけ姫っぽさ」を感じます。狙っているのかどうかは不明ですが…
事前に鑑賞した人の評価がそこまで芳しくなかったので少し不安でしたが、個人的には好きな部類に入る映画でした。
ただし、メチャクチャ迫力のあるシーンや大きなカタルシスを感じるような作風ではない&主人公ヴァンの寡黙な性格もあってか、淡々と物語が進む印象だったので人を選んでしまうのではないかと。
きちんと練り込まれている世界観と美しい自然の描写は高評価。
惜しむらくは、長編小説を2時間にギュギュっとまとめているため、人物の心理描写が足りていないと感じてしまう点でした。
ヴァンがユナに心救われるシーンや、ヴァンの命を狙っていたサエがその気持ちに整理を付けるシーンで、理由は分かるもののやや飛躍しているように感じてしまいました。
と言っても、全く理解できない訳ではないので「行間を読む」感じで「心情を読む」ことで納得感はあります。
全体的に、静かに本を読んでいる感覚になる映画で、最初も言ったように私は結構好きでした。
3.ゴーストバスターズ アフターライフ
またまた打って変わって3本目は完全なコメディ映画!
基本はコメディながら、程よいホラーと人間ドラマもあり、すごくスッキリと見やすいエンタメ映画でした。
ゴーストバスターズは遠い昔に地上波で見たっきりでほとんど事前知識ゼロの状態でしたが、ある程度「あっ、この部分が前作との繋がりなんだな」と理解できるようになっており、問題なく楽しむことができました。
上記の点も含めて、全体的に作りが非常に丁寧に感じさせる映画でした。
子供のころにリビングで金曜ロードショーを見ていたあの時の感情を彷彿とさせられたのは、きっと名作の証でしょう。
老若男女問わず、予備知識の有無も問わず、気楽に観れて楽しめる、まさに娯楽映画という感じの作品で非常に良かったです。
おわりに
はい!というわけで今回は一気に3本鑑賞でした!
めちゃくちゃぶっ刺さる作品はなかったですが、程よく楽しめた充実の一日でした!
2時間程度で1つの物語をまるっと楽しめるのが、映画の魅力ですね!!
以上!