【感想】THE BATMAN

はじめに

今回はTHE BATMANの映画の感想~

公開日があの事件を起こした3月11日ということもあり、公開前から物議を醸した本作。BATMANシリーズはJOKERの評価が高すぎて大丈夫か…?という一抹の不安を感じながら鑑賞して来ましたが、十二分に楽しむことができました!

 

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それでは、感想にGO!

 

※ここからはがっつり映画のネタバレを含みますので、注意してください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.汚職に塗れたゴッサムシティで繰り広げられる陰鬱×重厚ななサスペンスストーリー

バットマンと言えば、舞台となるゴッサムシティがもう「どうしようもない犯罪都市」というイメージが強いのですが、本作でもそれは変わらず…

冒頭から汚職に塗れた政治、暴力、ドラッグ!とやりたい放題…!!

 

そして本作のヴィラン(悪役)であるリドラーが引き起こす殺人事件を追っていくうちに、バットマンゴッサムシティの闇を暴いていくことになる…

というのが主なストーリーになるのですが、これがまぁ分かりやすく面白い…!

リドラーの謎を解いていく瞬間はパズルを解いた瞬間のような気持ちよさがあり、その謎解きの結果がゴッサムシティの暗部に繋がっていく様子が、普段ミステリ小説などを読んでいる自分にピッタリとハマった感じですね。

 

アメコミ映画というとアクション寄りなイメージが強いですが、今作のバットマンはとにかく「ミステリ要素」が強く、そこが楽しめるかどうかで評価は分かれそうな気はします。(巷では「名探偵バットマン」とか呼ばれていて、その呼称がすごくしっくりきました)

少なくとも、ミステリ&重めのストーリーが好きな私はめちゃくちゃ楽しめました!

 

2.泥臭いアクション&心理描写

これもバットマンの魅力ですね!

バットマンは特殊能力を持っているわけではないので、悪人相手には肉弾戦を中心に戦うことになるのですが、この泥臭さが癖になります。

ガジェットも「ぶっ飛んだハイテク機器」というよりは「有り得そうなレベル」のガジェットであるため、全体を通じてバットマンことブルース・ウェインがあくまで「一般人」であることを再確認させてくれます。

(正義の心は一般人の範疇を遥かに超えてはいますが…)

 

それと、物語の途中でブルースの父親が汚職に関わっていたことを知った時の感情や、失った家族に対する思い…復讐がヴィランを生むことに気付き、被害者へ手を差し伸べるようになるシーンなどは、なんとも人間味が強くてかっこいいです。

救援のシーンでバットマンが手を差し伸べた際、最初に手を取るのが殺された市長の息子というのも良いシーンでした…!

 

おわりに

はい!以上がTHE BATMANの感想となります。

他のアメコミ映画と異なりバットマンシリーズはとにかく「重い」ので、そこを楽しめる人…さらにミステリ要素が好きな人には、とにかくお勧めの映画です!

 

唯一の欠点は上映時間が3時間あるので、お尻が痛くなりがちなことでしょうか…(笑)

 

以上!