はじめに
アメコミ…というかマーベルの送るヒーローアクション映画。
事前情報とか特になく見に行ったんだけど、元はスパイダーマンシリーズのヴィランらしく、一応スパイダーマンユニバースシリーズの最新作という扱いになるらしい。
だからエンディングであんなシーンあったんか…ちょっと唐突やなって思っちゃった…
では、感想~。
※ここからはやや映画のネタバレを含みますので、注意してください。
1.CG盛り盛りのアクションはメリハリがあって◎
主人公のマイケル・モービウスは元々難病を患っており、その治療のためにコウモリのDNAを使った危険な人体実験によりコウモリの力を得ることになる…という流れ。
スパイダーマンと異なり、最初はコウモリの力ってなんやねん?って思っていましたが、基本的には「超速移動&パワー」を活かした肉弾戦がメインでした。
そこにコウモリならではの「吸血による強化」や「超音波攻撃」が絡む感じ。
正直「超速移動&パワー」はコウモリ関係あるのか…と思わないでもないですが、能力を使った行動時に出る「黒紫の煙」のエフェクトがめっちゃ雰囲気出ててかっこよかったです。
また、超速移動による戦闘が主流なんですが結構な頻度でスローモーションによる演出も入り、戦闘シーンはかなりメリハリが付いていて個人的に◎でした。
惜しむらくは、上述の通り肉弾戦がメインとなりますので派手な技が少ないことでしょうか…一応、最後に大技のようなものがありますが、少し迫力に欠けるかな?有体に言ってしまえば「あまり強く見えない大技」だったので、そこは少し残念でした。
とはいえ、全体的にアクションシーンは好印象でした。
2.良く言えば王道、悪く言えばありきたりなストーリー
ここは評価が分かれそうなポイントですね。
コウモリの力を得ることによりモービウスは吸血衝動に襲われるようになる…要するに吸血鬼になってしまうのですが、後半の展開は「まぁ吸血鬼ものならこうなるやろな…」って印象の展開でした。
親友がモービウスと敵対する経緯も割と見たことがあるような展開だったため、ストーリーに関して「驚き」は特になかったです。普段からアニメや映画によく触れる方であれば、大方が同じような印象になるかな?
まぁ、王道があるからこそ王道以外が輝く…という考えもありますし、王道=ダメってわけではないのでこの辺りは好みでしょう。
3.役者の雰囲気/演技はめっちゃ合ってる
あんまり私が役者の演技とかに言及することはないんですが…改めて考えるとこのモービウスという作品、主人公のマイケルの雰囲気/演技はバチっと「吸血鬼」のイメージに合っていて格好良かったです。
全体を通して、「イメージが合わない」人物はいなかったように思いますので、そのあたりも含めて作品に入り込みやすい印象はありました。
おわりに
さて、今作の感想は以上になりますが、先述の通りモービウスはスパイダーマンのヴィランということもあり、今後もスパイダーマンシリーズへの登場が期待されます。
ただ、ヴェノムといいモービウスといい、ヴィラン側を主人公にした作品が続いている現状、単純に「敵」として登場するだけにはならないと思いますが…いったいどうなるのか?スパイダーマンのファンとしては純粋に楽しみですね!
以上!