【感想】HorizonForbiddenWest

はじめに

HorizonForbiddenWestは俺の大好きなオープンワールドゲームである「HorizonZeroDawn」の完全続編!

ぶっちゃけて言うと…最高でした!!

 

良かった点、悪かった点は以下の通り。

1.前作と合わせて描かれる壮大かつ練り込まれた物語(Good)

2.圧倒的な世界観と作り込み(Good)

3.会話の長さとアイテムの多さはややマイナスか?(Bad)

以下、詳細~

 

1.前作と合わせて描かれる壮大かつ練り込まれた物語

本作は全作から完全に物語が「繋がって」おり、実質的に「前作と合わせた完結編」というのが本作の物語となります。

これがもう!圧倒的なスケール!そしてシナリオに破綻もない!!

前作時点で本作のシナリオはほとんど完成しており、単純な世界の作り込みやボリュームを満たすのに開発期間のほとんどを費やしたのでは…?と思うくらい、物語は最初から最後まで違和感がありません。

AAAタイトルでこれほど規模の大きい物語を、オープンワールドゲームで展開してくれた…それだけでもう、「物語重視」の自分としてはスタンディングオベーション!!!

 

2.圧倒的な世界観と作り込み

上記の物語に深みを持たせてくれているのがこの「世界観の作り込み」にあります。

本作に登場するいくつもの部族がそれぞの歴史を持ち、過去にあった出来事は綿密に現在の文化に影響を与えており、そして世界の各地に散らばるロケーションには過去と現在を結ぶ遺跡がある…

もう、この圧倒的な世界観の作り込みだけで超満足できるんですよねぇ…

SF作品が好きな人は、この世界観に浸るだけでも本作の値段以上の満足感は得られるのではないでしょうか…?

そして!機械文明と自然の融合!これが本当に…(感激)

ネタバレになってしまいますが、以下のようなロケーションが本当に素晴らしい!

 

f:id:amazu_777:20220403225424j:plain

荒廃した砂漠と、過去のビル群

f:id:amazu_777:20220403225428j:plain

水に沈んだカジノとホログラフ

f:id:amazu_777:20220403225434j:plain

機械の翼に跨り、広大な自然を見渡す…

f:id:amazu_777:20220403225443j:plain

大自然の中で激しく争う機械の獣たち

これらの素晴らしいロケーションが複数あり、そしてその全てが「歴史」を持つのが本当に「世界に浸っている」感じがして楽しかった…!ありがとう!!!!


3.会話の長さとアイテムの多さはややマイナスか?

さて、ここまでは良かった点を述べたましたが、少し気になった点も述べておきます。

まぁ正直、重箱の隅を突くような指摘ですが、気になる人は気になるかと。私個人としては上記2点の素晴らしさが素晴らしすぎて、余裕で100点を超えるんですが…強いて言うなら、といった感じです。

 

・会話の長さ

作り込まれた物語を展開する上で、避けられない点かもしれませんが…ムービーシーンやNPCとの会話がやや長い印象です。フルボイスである点も含めて会話が長くなりがちですので、この点に苦痛を感じる方はややしんどいかと。

ですが、この会話によって物語に深みが生まれているので…!!

 

・アイテムの多さ

前作に比べてアイテムの種類がかなり増えた印象です…が、アイテムが多すぎて逆に操作がしにくくなったような…?

特に「十字キー下」には「搭乗/薬/罠/煙玉」といった大量のアイテムが同一ボタンに割り当てられており、咄嗟の使用は難しくなってしまっています。

罠や薬にはかなりの種類もあるため、終盤はもうごちゃごちゃ…いっそ、数を絞って効果を上げてくれた方が使えたんじゃないかな?と思いました。

 

選択肢が増え過ぎると、逆に選択肢が狭まる…という、オープンワールドゲームで割と陥りやすい状況に本作も陥っていると思います。

 

終わりに

まぁ後半少しごちゃごちゃ言いましたが、全体通して超大作の超神ゲーです!

まだ2022年が始まって2か月くらいですが、個人的なGOTYはこのゲーム!!

 

以上!

【感想】アンチャーテッド

はじめに

トレジャーハンターであるネイサンが、財宝を求めて大冒険!

一言で言ってしまえばそれだけだが、世界規模で繰り広げられる大規模な謎解きと展開で飽きさせない大人気アドベンチャーゲームの映画化作品!!

アンチャーテッドは全作プレイするくらい好きだったので、どんなもんかと思い映画館へ…!

 

結論として、単純にアクション映画としても楽しめる&原作を知っている人へのサービス精神も忘れない良作だったと思います。

 

では、感想に行きましょう。

 

※ここからはやや映画のネタバレを含みますので、注意してください。

 

1.王道的な展開で見やすい物語

いや~、なんというか「映画を見た!」って感じがしました!!

元のゲームも「悪の組織と戦いながら財宝GET!」とかなり「王道」なストーリーで、財宝を巡る派手なアクションと、世界を跨ぐ謎解きを楽しめる。

良くも悪くも「頭を空っぽにして楽しめる」といった感じでした。

 

スパイダーマンでも主役を務めたトム・ホランドが主演ということもあり、アクションシーンはしっかりと見ごたえがありますし、世界規模の謎が解けていく瞬間はかなり気持ち良かったです!作品全体のテンポも良く、非常に楽しみやすい作品でした。

 

老若男女の誰でも楽しめそうな印象!

 

2.ファンへのサービス精神

そして…個人的にはこれが嬉しかったですね。本作はゲームと明確的な繋がりはなく、所見の人でも楽しめる作りになっています。

…が、映画の至るところにゲームをリスペクトしたアクションシーンが散りばめられており、ゲームを知っていると「より楽しめる」作りになっていました!

 

追手から逃れるためにシャンデリアに飛びつくシーンや、映画冒頭の飛行機から落ちる荷物を飛び移るシーンなどは、ゲームをプレイした人なら懐かしさを感じたことでしょう!

そして…クライマックスシーンで流れる主題歌!

BGMって、本当に記憶に残るんですよねぇ…あの曲を聞いた瞬間、ゲームをプレイしていた当時の思いがぶわーっと溢れて、「アンチャーテッドと言えばこの瞬間だよなぁ…」としみじみと感じることができました!

 

クライマックスシーンは単純にアクション映画としても盛り上げれるシーンでしたが、ゲームをプレイしているとそれ以上の感動を得られます!

 

個人的に、ゲームの持つBGMの重要さをメチャクチャ感じる瞬間でした…!!

 

おわりに

アンチャーテッドをプレイしたことがない人でも楽しめる。

アンチャーテッドをプレイしたことがある人ならもっと楽しめる。

誰でも気軽に、頭を空っぽにして満足できる良作!!

 

以上!

【感想】medium 霊媒探偵城塚翡翠

はじめに

medium 霊媒探偵城塚翡翠

第20回本作ミステリ大賞を始めとした「5冠達成」という帯に引かれて事前情報何もなしで読み始めた「霊媒×ミステリ」小説。

 

感想

結論から言うと「超面白かった」!

タイトルにある「すべてが、伏線」という見出しの通り、見事に伏線の回収をやってくれた非常に読み応えのある作品だった。

 

正直、ミステリ作品ということもありネタバレを控えて感想を述べるのが非常に難しいのではあるが…まず「霊媒×ミステリ」というジャンルが意外性があって面白い。

 

あまりミステリ界隈に詳しいわけではないミーハー読者だが、本格ミステリ霊媒が絡むのか!というだけで読み始める掴みの部分は◎。

 

屍人壮の殺人でも感じたが、こういう「設定から面白い」作品というのはやはり掴みが強い!その上で「設定負けしていない」作品が、やはり売れるんだろうなぁという思いが強い。

 

本作も「霊媒×ミステリ」を奇抜なだけな設定としてではなく、本格的にそれぞれの要素を考えた上で組み合わせており、設定負けしていない要素の融合が楽しめる。最初の事件で霊媒能力によって霊と交信し、「犯人は分かっているのに証拠がない…!!」と思考錯誤する様子はまさに、「霊媒×ミステリ」の妙と言える。

 

そして衝撃のラスト…!ここでも霊媒能力がミステリと本格的に絡み合う。これに関してはネタバレができない点のため、気になった人はぜひ本作を読んでほしい。

後悔はしないはずだ。

 

終わりに

ネタバレなしだと…感想が書けん!(笑)

本格ミステリ大賞の受賞作品はこれで3~4作目だと思うが、やはり大賞受賞作品というだけあって一定のラインを満たしてくれるものが多い。

これを機に、過去の受賞作品を一気に読んだ見るのも面白いかもしれない。

 

以上!

【感想】RainbowSixExstraction

はじめに

RainbowSixExstraction(レインボーシックスエクストラクション)は俺の大好きなタクティカルFPSであるRainbowSixSiege(通称:虹6)を「ゾンビFPS」にした1作。

ぶっちゃけ全く話題になってないしゲーム自体知らねぇよって人も多いとおもうけど…個人的にはめっちゃ良作FPSだったと思っている。

まぁ虹6信者なので、完全に贔屓目なんだけどね!

 

良かった点、悪かった点は以下の通り。

1.ステルスの緊張感と、打ち合いの爽快感のバランスが良い

2.仲間との協力が必須なタクティカルな一面も

3.ゲーム自体のボリュームは少な目

 

以下、詳細~

 

1.ステルスの緊張感と、打ち合いの爽快感のバランスが良い

ゾンビゲーと言えばとにかく「撃ちまくる」というイメージが強いが、本作はそこに「ステルス」要素が合わさっている。

本作ではプレイヤーを見つけた敵は叫び声を上げ、「近くの敵を集める&ネストを活性化させる」ということを行ってくる。

活性化したネストは一定時間ごとに敵を出現させるため、早く処理しないと大変なことになってしまう。

 

上記のシステムにより、本作は

①偵察用のドローンやオペレーターごとの特殊能力を活用してステルスで敵やネストを可能な限り排除しながらミッション達成を目指す

②敵に見つかった時点で大量の敵が湧き始めるため、ステルス⇒銃撃戦へ

③ミッションが達成済みなら脱出地点へ急ぐ。未達成ならごり押しでミッションを行うか、脱出を判断する

 

という流れがメインとなる。

このバランスが個人的にとても良い。ステルスを上手くやれば、高難易度でも楽にミッションを達成できたり、銃撃戦に自信があればごり押しでもクリアが可能…そして何より、③の脱出か?ミッションか?という判断が、特殊部隊らしくて好きだった。

 

また、クリア目標のミッションもステージごとにランダムで選ばれるため、ミッションによって「ステルスor銃撃戦」の向き不向きが異なる点も面白かった。

 

2.仲間との協力が必須なタクティカルな一面も

各オペレーターごとには特殊能力が設定されており、これによって攻撃寄りか?サポート寄りか?どの敵が得意か?などの向き不向きがある。

また、装備できるサブガジェット(スモークグレネード、スタングレネードなど)によっても向き不向きが出るため、味方のオペレータや装備に合わせて協力することで、より優位にミッションを進めることができる。

 

連携が上手くいかないと簡単なミッションでも失敗してしまうが、連携が上手くいって高難易度のミッションをクリアできた時などの達成感は非常に良かった。

 

また、1プレイごとのプレイ時間も短めなので、失敗しても割と気軽にやり直せるのも良かった。(オペレータが行方不明になるなどのデメリットもあるが…回収自体は非常に簡単)

 

Back4Bloodでも感じたことだが、各プレイヤーの個性を生かして協力し、目標を達成する…というのはこの手のゲームの醍醐味だと本当に思う。

その点をしっかりと押さえられているだけで、楽しめることは間違いない。

 

敵のバリエーションもメチャクチャ多いというわけではないが、1種類1種類が非常に作り込まれており「手触りが良い」と感じさせてくれる。

近接キルを行った際のモーションがキャラごとにしっかりあるのもポイントが高い。

 

3.ゲーム自体のボリュームは少な目

さて、ここまでは良かった点を述べたが、悪かった点も触れておく。

なんといってもボリュームが少ない。

正直、30時間プレイすれば大体の目標は達成してしまうだろう。

一応エンドコンテンツとなりそうな要素もあるにはあるのだが…正直そこまでリプレイ性が高いとは言えず、100時間遊びたくなるような仕掛けはないと言ってしまってようだろう。

 

まぁ…これは個人的な好みの話になってしまうが、最近はこれくらいのボリュームの方がちょうど良いと思ってしまう自分もいるが…人によっては大きなマイナスポイントになるかもしれない。

 

また、宣伝が上手くいっていないのか、日本で知っている人・プレイしている人が非常に少なく、フレンドを誘おうにも敷居が高いというはマイナスポイントとなるだろう。

 

終わりに

総じて「緊張感と爽快感を味わえる丁寧に作り込まれたPvE FPS」といったゲーム。

シージが好きな自分にとっては非常に良いゲームだった。

 

PCゲームパスなどのサブスクリプションでプレイすることもできるため、こちらに加入している方にはぜひフレンドとプレイしてもらいたい。

 

以上!

好きな創作物についてまとめてみる(随時更新)

はじめに

最近自分が「どんなゲームを作りたいのか?」という点でかなり迷走気味なので、原点を振り返るという意味で好きな創作物(ゲーム、アニメ、漫画、小説)についてまとめてみようと思う。

 

殿堂入りリスト

空の軌跡(ゲーム)

鋼の錬金術師(漫画)

ヴァイオレットエヴァーガーデン(アニメ)

ハリーポッター(小説)

 

上記は「物語」が好きなパターンが多いが、中でも共通しているのはざっと以下の点

・世界観の構築が緻密

・様々な登場人物が織りなす複雑な人間模様

・カッコいい男

・不幸な過去

 

・世界観の構築が緻密

シナリオの好みとしては「牧歌的」「適度なファンタジー」「戦争」あたりがポイントとなるが、それ以上に「世界観」が作り込まれていることに魅力を感じている。

 

空の軌跡は「遊撃手」や「導力」

鋼の錬金術師は「錬金術

ヴァイオレット・エヴァーガーデンは「手記人形」

ハリーポッターは「魔法」

 

これらがどのように世界の歴史に影響を与え、どういう仕組みで構成されているのか…

そういった「時代背景」が見えるものを好む傾向が強い。

 

・様々な登場人物が織りなす複雑な人間模様

ぶっちゃけて言うと、俗にいうカプ厨の傾向がある。

様々な人間関係が垣間見える物語が好きだし、主人公のことを「好きな人」と「嫌いな人」がいる方が人間味を感じられて好きになる傾向が強い。

逆に苦手なのが、「登場人物が片っ端から主人公に恋愛感情を持つ」パターン。

人と人の関係性は「恋愛」だけではなく、友情や憧れ、慈愛など、複雑な思いが絡み合っている方が好きになりやすい。

恋愛だけが!感情じゃあないんじゃい!!

 

・カッコいい男

…とはいえ、創作物において「主人公がモテる」というのは非常に重要な要素の一つ。それは重々承知している。

ならばせめて!納得のできる男を用意してほしい!というのが厄介オタクの自分の強火感情。可愛い女の子は、かっこよくて頼りがいのある男に惚れてほしい…

という思いを拗らせに拗らせた結果、「女性主人公」にハマりやすくなってしまった。

南無。

 

・不幸な過去

これが嫌いな奴おる!???必須科目でしょうが!!!!

地獄のような過去、過酷な環境、不幸を煮詰めたどろっどろの絶望にぶち込まれた可哀そうなキャラクターに、幸せになってほしい!(歪んだ愛)

 

準殿堂入りリスト

まぁ、上記の殿堂入りリストに挙げた要素はあくまで「理想」。全部満たしていなくてもハマる時はハマる。そんな作品が以下。

 

かぐや様は告らせたい(漫画)

ネギま!(漫画)

FGO(ソシャゲ)

モンスターハンター(ゲーム)

レインボーシックスシージ

・各種FPSBattleField、Coll of Duty、Apexなどなど)(ゲーム)

・奴隷との生活(エロゲ)

 

・かぐや様

⇒人間模様と男主人公がとにかく好き。努力家の主人公はやっぱりいいよね…

世界観の話以外は見事にコンプリート。ハマった。

 

ネギま!

⇒ハーレム嫌い!とか言っときながらガッツリハーレムじゃねぇか!いいんだよネギまは逆ハーレムオネショタじゃい!!

冗談はともかく、ネギまの好きな要素は魔法論理!!

めっちゃ好きだった…。単行本のラストに細かい文字でびっしりと「重力魔法とは云々~」の部分とか、本当に何回読みこんだか覚えてない。

自分の中にある魔法理論も、ネギまがベースになってる。

 

FGO

⇒好きな要素コンプリートの大作ゲーム。中学時代に「空の境界」を読んでからきのこ先生の物語の構築力には脱帽するばかり…

正直、殿堂入りでもいいかな?ってレベルなんだけど、人生狂わされてはないので一応こっちで…

もうすぐ2部も完結目前で、ますます目が離せない。

 

モンスターハンター

⇒モンスターの生態ムービーとか大好き。後、アイテム欄の説明に書かれている生態情報みたいなのも好き。

とんでも化学だけど、一応モンスターの能力を現代風に説明しようとしてる点は普通に好き。このゲームに触れたものは、自分のノートにオリジナルモンスターを書き留める呪いにかかる…

なお、俺の高校時代はモンハンに殺された。

 

レインボーシックスシージ

・各種FPSBattleField、Coll of Duty、Apexなどなど)

⇒特殊部隊ってかっこいいよねぇ…

単純にゲームとしては一番FPSが好きなんだけど、その中に「人間関係」を持ち込んだレインボーシックスシージがとんでもなく好きなんだ…

発売から7年が経過し、大会の生放送の同時接続数が目に見えて減ってきているが、俺は応援し続けるからよ…止まるんじゃねぇぞ…

 

・奴隷との生活

⇒はい!性癖!!

オタクってやつぁ元・奴隷が大好きなんですわ!!!!

主語が大きい?じゃあ訂正!

俺は!元・奴隷が!!大好きだあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!

 

以上!

【感想】Back4Blood

はじめに

Back4BloodはゾンビFPSの金字塔、Left4Deadの製作チームが満を持して発売した精神的続編。

迫りくる大量のゾンビをなぎ倒しながらステージクリアを目指すゲーム。

そんなゲームを150時間ほどプレイし、基本的には満足している…が、ちょっと不満点もある。今回の目次はこんな感じ。

1.仲間との連携で迫りくる大群を捌くのはやはり爽快

2.ナイトメアは高難易度を超えてやや理不尽

 

以下、詳細~

 

1.仲間との連携で迫りくる大群を捌くのはやはり爽快

もうタイトルで大体言いたいことは終わっている(笑)

今作は1ステージごとに自分のデッキから1枚カードを引き、自分のキャラクターを強化していく。その特性上、ステージが進むにつれて「射撃特化」「近接特化」「回復特化」「サポート特化」となりやすい。

パーティ4人で役割を分担し、それぞれの役割を果たしながら進む感じはゾンビ対策の「スペシャリスト」といった感じがして非常に楽しかった。

 

1~2回リトライすれば前に進める難易度「ベテラン」までは、仲間との連携で非常に楽しくプレイすることができた。

 

上述の「カード」を集めるのがプレイ時間稼ぎ!という批判もあったが、個人的には「楽しんでいるうちに集まった」という感覚の方が強かったのでそこまで気にはならなかった。

個人的にはフレンドと、難易度ベテランをクリアするまでは超楽しいので、FPSが得意なフレンドが4人いれば是非おススメする。

 

2.ナイトメアは高難易度を超えてやや理不尽

さて、上記で難易度「ベテラン」まではべた褒めしたが…最高難易度である「ナイトメア」に関してはやや理不尽に足を突っ込んでおり、手放しでは褒められない…という印象となっている。

 

この「高難易度」と「理不尽」というのは、ゲームの難易度を語る上で避けては通れない問題だと思うが…個人的には「失敗した時にプレイヤーが自分のミスだと思えるかどうか?」というのが重要な点だと思う。

 

そういう意味では、このゲームのナイトメアは「失敗した時に自分のミスだと思えない」状況が発生してしまていると思う。

 

「自分のミスだと思える」というのは、「撃つと大量の敵が湧くカラスや防犯アラームを撃ってしまった」や、「倒すと爆発する敵を、目の前で倒してしまった」などがあると思う。

上記の原因でゲームオーバーになってしまった場合は、「くそ!あそこで自分がミスしてなければ…!」となるので、もう一度プレイしたい意欲が湧く。

 

これに対して「自分のミスだと思えない」というのは、「ランダムで超強力なボスが湧く」とか「回避不可な攻撃で倒される」というのがあると思う。

上記の原因でゲームオーバーになると、自分のミスでなく「システムに殺された」というイメージとなるため、もう一度…!という気持ちが非常に湧きづらい。

 

本作はステージ開始前に「荒廃カード」というものがランダムで選択され、そのカードの内容によってステージに変化が与えられるのだが…

このカードによって「ステージ中にボスが湧く」や「特殊ゾンビが強化される」といった点が決まるため、割と運による難易度変化が大きい。

特殊ゾンビも個体によって厄介度が大きく異なるため、荒廃カードの選択画面になるたびに「ボスは来るな…!あの特殊ゾンビは強化されるな…!!」というお祈りゲームになりがち…というのがあまり印象が良くない原因だと思う。

 

また、リトライの回数にも制限があり1プレイも長いことから気軽にステージをやり直せないという点も、上記の「お祈り」に拍車をかけていたように思う。

(リトライ回数はアプデで少し緩和されたが、それでも制限は割とキツイ)

 

それと全体的にではあるが、「避けられない攻撃の威力がメチャクチャ高い」のは最早「高難易度」の範疇を超えているように思える。

このゲームをプレイした人であれば、ナイトメアのトールボーイの殴り攻撃や、スティンガーの連続唾吐き攻撃の避けにくさを分かってくれるだろうが…あの避けにくさで体力をガッツリ削られるのはかなりキツイ…

 

結局、プロゲーマーも含めて「ゾンビを無視して駆け抜ける」というランビルドが、ナイトメア攻略の主流となってしまったのが全てを物語っていたと思う。

 

終わりに

総じて「フレンドとベテランまでプレイするまでは神ゲー」というゲーム。

150時間も遊べたので十分満足しているし、素材の良さもかなり光るものがあると感じている分、ナイトメアの調整に関してはもう少し頑張ってくれれば…という思いが強かった。

 

今後も新ステージの追加といったアプデも行われるとのことなので、難易度の調整に関しても期待したいところだ。

 

【感想】Phasmophobia

はじめに

幽霊の出る場所に1~4人で行き、調査アイテムで幽霊の種類を特定するゲーム。

時間経過によってプレイヤーの正気度が下がっていき、正気度が一定を下回ると幽霊に襲われるようになる。

 

このゲームで面白いと思ったのは、「声」の扱いが上手いな!ってとこです。

コミュニケーションを楽しむゲームとして非常に有能。

正直一人でやった方がクリアは楽だけど、みんなでやる方が圧倒的に楽しいゲーム。

 

1.声を扱いが…上手い!

このゲーム、キャラクター同士の距離によってゲーム内ボイチャの音量も変わるし、一定以上距離が離れた時はトランシーバー(特定ボタンを押してる状態でしか会話できない)を使う必要があるが…これが素直に、面白い!

 

幽霊に襲われている最中は「声を出してはいけない」というルールもあるため、距離が離れていた仲間から急に連絡が途絶えた時、本気で「幽霊に襲われた感」がすごい。

 

また、トランシーバーを介いて仲間の断末魔が聞こえてきたり、幽霊の干渉で急にカメラや音声が乱れたり…このあたりの「幽霊調査」の雰囲気作りが秀逸。

人気が出たのも納得のできだった。

 

2.コミュニケーションが楽しい

難易度が低いうちは証拠を集めきれず、また高難易度ではそもそも必要な証拠3つのうち2つしか開示されなかったり…といった点を踏まえ、最後まで仲間と

「この感じ…今回の幽霊は〇〇じゃない?」

「いや、俺は××だと思う!」

という会話が続く作りになっており、コミュニケーションが楽しい。

 

ヒントの出し加減も「良い意味で適当」で、

「この証拠の集まり方で、正体〇〇なの!???」って状況も頻発。

ゲームに対して文句を言うまでがコミュニケーションって感じで楽しい。

 

意見が分かれた場合もそれぞれが自分の回答を選択でき、結果に一喜一憂できるのでストレスがない。正解を当てることよりも、そこに至る過程のコミュニケーションを楽しむゲームだと思う。

 

そして何より、FPSとかが苦手な友達とも一緒に遊ぶことができる。

(ホラーがいければ)

 

なんというか、ボードゲームを友人と囲んだ時の雰囲気に近い。

 

終わりに

総じて「友達とのコミュニケーションのためのゲーム」という印象が強く、楽しかったゲーム。

もちろん、推理というゲーム性自体が好きでハマる友人もいたが、個人的にはコミュニケーションを取らせる仕様周りが秀逸だと思いながらプレイしていた。