【感想】Phasmophobia
はじめに
幽霊の出る場所に1~4人で行き、調査アイテムで幽霊の種類を特定するゲーム。
時間経過によってプレイヤーの正気度が下がっていき、正気度が一定を下回ると幽霊に襲われるようになる。
このゲームで面白いと思ったのは、「声」の扱いが上手いな!ってとこです。
コミュニケーションを楽しむゲームとして非常に有能。
正直一人でやった方がクリアは楽だけど、みんなでやる方が圧倒的に楽しいゲーム。
1.声を扱いが…上手い!
このゲーム、キャラクター同士の距離によってゲーム内ボイチャの音量も変わるし、一定以上距離が離れた時はトランシーバー(特定ボタンを押してる状態でしか会話できない)を使う必要があるが…これが素直に、面白い!
幽霊に襲われている最中は「声を出してはいけない」というルールもあるため、距離が離れていた仲間から急に連絡が途絶えた時、本気で「幽霊に襲われた感」がすごい。
また、トランシーバーを介いて仲間の断末魔が聞こえてきたり、幽霊の干渉で急にカメラや音声が乱れたり…このあたりの「幽霊調査」の雰囲気作りが秀逸。
人気が出たのも納得のできだった。
2.コミュニケーションが楽しい
難易度が低いうちは証拠を集めきれず、また高難易度ではそもそも必要な証拠3つのうち2つしか開示されなかったり…といった点を踏まえ、最後まで仲間と
「この感じ…今回の幽霊は〇〇じゃない?」
「いや、俺は××だと思う!」
という会話が続く作りになっており、コミュニケーションが楽しい。
ヒントの出し加減も「良い意味で適当」で、
「この証拠の集まり方で、正体〇〇なの!???」って状況も頻発。
ゲームに対して文句を言うまでがコミュニケーションって感じで楽しい。
意見が分かれた場合もそれぞれが自分の回答を選択でき、結果に一喜一憂できるのでストレスがない。正解を当てることよりも、そこに至る過程のコミュニケーションを楽しむゲームだと思う。
そして何より、FPSとかが苦手な友達とも一緒に遊ぶことができる。
(ホラーがいければ)
なんというか、ボードゲームを友人と囲んだ時の雰囲気に近い。
終わりに
総じて「友達とのコミュニケーションのためのゲーム」という印象が強く、楽しかったゲーム。
もちろん、推理というゲーム性自体が好きでハマる友人もいたが、個人的にはコミュニケーションを取らせる仕様周りが秀逸だと思いながらプレイしていた。